LECIP ARCONTIA、公共交通機関向け運賃収受機器LV-700を開発
~クレジットカードやQRコード決済に対応~

2019年 05月9日

レシップホールディングス株式会社(本社:岐阜県本巣市、代表取締役社長:杉本眞)の連結子会社LECIP ARCONTIA AB(本社:スウェーデン)は、公共交通機関向けに、新シリーズの運賃収受機器LV-700を開発しました。 まずは欧州から販売をスタートし、その後、北米、アジアにも展開していく予定であり、2022年までに約10,000台の販売を目指します。

本機器は、ICカードやクレジットカード、QRコードなどの様々な決済手段に対応しており、世界共通で利用できる運賃収受機器です。幅広い決済手段を用意していることから、導入地域の住民はもちろんのこと、 国境を越えて移動するビジネスマンや旅行者にとっても利便性が高いものです。具体的には、ICカードの国際規格ISO14443 A / Bをはじめ、クレジットカードの国際規格(非接触EMV)や、 2次元コード(QRコード、Aztecコード)、近距離無線通信規格ISO18092(NFCフォーラムリーダー/ライターモード)に適応しています。チケットデータを処理するための高速プロセッサと大容量メモリを搭載しており、 迅速でスムーズなキャッシュレス決済を実現します。

また、5.7インチのカラータッチスクリーンディスプレイを内蔵しているため、画面は見やすく、メニュー操作も簡単です。さらに、耐タンパ性を有しており、耐衝撃性(IK10準拠)、防塵・防水性(IP54準拠)にも優れているという特長があります。 その他、ソフトウェア開発キットを付属することで、既存システムとの連携にかかる開発時間の大幅な短縮を可能にしました。車両への取り付けや取り外しも容易なため、機器のメンテナンス性も向上します。

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